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2013年12月2日月曜日

<映画> ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013)

公式サイト
wikipedia(吉田恵輔監督)

好き度

感想
主題はよく分かりませんでした。
ストーリー的には夢敗れる話。
この手の作品だと、挫折→一念発起→ハッピーエンドォオ!っていうのしか見たことないので、多分自分にはまだ受け止める皿がない感じだと思います。

あと自分は、"才能が無くても34まで追い求めてしまうほどの夢"をもったことがないのも、主題ポカーンの一因かも。
ばしゃ馬さんは負け組女子って感じでしたが、不器用ながら夢にまっしぐらという意味では僕からするとかなり羨ましくも見えました。
あんなにストイックになれるほどの夢があることは素晴らしいと思います。
(…とか言っちゃえるのはやっぱり夢を持ってない奴の、というよりチャレンジしてない奴の気楽発言なのかなぁ。)

結構ツラそうにみえたので、なんであんなに頑張れるんだろう?って思って見てました。
そういう風に"なんか頑張れちゃう"ってのがばしゃ馬さんがばしゃ馬さんたる所以か。
あ、でも介護は挫折してたな。あれはやっぱり元カレっていう不純動機が少し混じってたからか。

元カレと言えば、彼の家で泣きながら酒のんで、抱かれそうになったときに…っていうシーンがもう最高でした!
あれ言われたらすっごく萎えるけど、少し時間立ったらやっぱり我慢できなくてヤっちゃうんだろうなぁ、僕だったら。

長年の疑問なのですが、ショックを受けて泣いている女を男が自宅に招いて慰めている内にあ〜れぇ〜っていうシーンはすごくよく見ますが、女の人は抱かれたいんすかね?ああいう時。というか抱いちゃっていいんすかね、僕?あ、でもこんなこと質問してる男は絶対ゴメンでしょうね。それは察しました(´・ω・`)

というか、ばしゃ馬さんがホントステキで。
というか、麻生久美子がホントステキで。
脚本書いてる時や、元カレの前でのダメな部分も、ビックマウスの前でみせるしっかりしたとこも、そのどっちもステキです。
映画の中の女性ってなんであんなにステキなんですかね?
ホント結婚して下さい。

で話を主題に戻すと、ばしゃ馬さんが夢に諦めがついたのは、忘れていた初期衝動を思い出したからかなと思います。
ビックマウスが桃太郎の脚本書いた話をするシーンでばしゃ馬さん泣いてましたが、それはそういうことかなと。
ばしゃ馬さんが脚本家になりたいと思った原体験については(確か)触れられていませんが、多分賞をとりたいってことじゃないと思うんです。
初期衝動しかないようなビックマウスを見て、いつの間にか初期衝動を忘れて馬車馬のようにひたすら頑張っているだけの自分を相対化し客観視できたから、もう止めようって思えたのかなと。

あとはビックマウスに夢を託した感じもしました。
だから告白はNOで田舎に帰るという選択肢を選んだのかと。
いつか売れっ子になって田舎に迎えに行くっていう宣言はさすがのビックマウスですね。
是非実現してほしいです。

あと、ばしゃ馬さんならきっとすぐに介護士の資格とかとれちゃうと思います。
頑張り過ぎないよう頑張ってほしいです。
(あ、結局介護も挫折してなかった!)

追記:
後から僕モテpodcast聞いて、やっぱり夢持ってるか持ってないかで、刺さる人と刺さらない人が別れるんだなぁって思いました。
あと映画批評のいいところは、嫌いな映画とか特に好きでもない映画が好事家たちの興奮を受けるとなんだか好きになれるところだなぁと思いました。
http://bmes.blog.fc2.com/blog-entry-297.html


吉田恵輔監督の名作!…らしいです。未見サーセン。

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