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2013年11月30日土曜日

<映画> キャリー (2013)






公式サイト
wikipedia

好き度

感想
普通に面白かったです
"普通に"というのは、例えばデートで見に行ったら、
「面白かったねー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー…じゃ、ホテル行こうか。」
くらいに楽しめるという感じです。

ただ、リメイクとしては失敗だったかなぁと思いました。
ちなみに僕は原作は未読で、1976年のキャリーは今回のリメイクを機に拝見しました。

まず良かった点はクロエ・グレース・モレッツが出ているということ。
もうホント可愛いのでその時点で5億点です。プロムでクイーンに選ばれて然るべきです。結婚して下さい。
マジでかわいい。
正直、キャリー役として良かったかと言われると微妙で、目つきとか肌の感じがガチのメンヘラっぽいところもありましたが(そこがまた最高に可愛いとか思ってしまう自分は、救いようのないメンヘラ引き寄せ体質…)、肉付きとかも健康的なのでやっぱりヒット・ガールに見えてしまう感じもしました。

役者でいうとジュリアン・ムーアは怖かったです。
マジでこわい。あとウチの母に似ている。こわい。
非暴力不服従ならぬ、自傷癖不服従とはガンジーもビックリな感じーです。

あと、1976年版とくらべると、登場人物の立ち位置とか行動の理由とかが分かりやすくハッキリと説明されています。
僕はバカなので、正直にいうとリメイク版の方が見やすかったです。
その代わりに1976年版を見た時「何かヤベーもの見た感」はゴッソリ抜け落ちてます。
映画評論家の町山智浩さんがよく「説明的すぎると客が考えることをしない」ってな趣旨のことを仰ってますが、今回それを強く実感しました。

また僕が1976年版キャリーに「何かヤベーもの見た感」を感じたのは、「アレが上から落ちてくるシーン」とその後の展開を初めて目撃したというのも大きな理由の一つですが、なぜ「アレが落ちてくるシーン」がショッキングなのかといえば、それ以前のシーンが青春映画として完璧なまでのア(↑)コガレを体現しているため、アレ落下前と落下後でまさに強烈な落差があるからだと思います。
今回のリメイク版キャリーは青春描写を現代風にアレンジしていますが、これがまぁア(↑)コガレない…。全ッ然羨ましくない…。
あれが現代アメリカのリアルな青春だとしたら、そんな青春金払ってまで見たくないと思いました。クソ喰らえ!
映画代でコカ・コーラを飲んで青春を取り戻したい気分です。

1976版はキャリーをいじめるクラスメイトたちもキラキラしてたし、アレを殺しに行くシーンですらイタズラする時のワクワク感があった気がするんですが、リメイク版だといじめる側の人間はただ性根の腐ったやつにしか見えなくて、悪役としては分かりやすいんだろうけど、悪者退治なら「キック・アス」でいいのにと思います。

あと超能力を序盤からキャリー自身が自覚的に操るという点がもっとも大きな違いかと思いますが、これがハッキリ言って最悪。
今回のキャリーでは超能力の練習とかを1976版よりハッキリ見せてますが、あの程度なら最後まで超能力は最低限しか見せずにおいた方がミステリアスな雰囲気が保たれてよかったと思いました。
なんだか安っぽい感じだけが目立った気がします。
いやもしかしたらこのクオリティでも普通くらいだと思うのですが、残念ながら僕は「クロニクル」以降の時代を生きる観客なので、もう普通の超能力描写では満足できないのです。


クロニクルは絶対面白いので是非見て下さい!

というか、超能力クローズアップしちゃって、青春×超能力ものやるんだったら「クロニクル」でいいのに。
そう、普通に面白いんだけど、全体的に「キャリー」のリメイクである必要性を感じないんですよ。
むしろ「キャリー」という題材が足かせになっている気がします。
そういえば、アイツがフロントガラスに突っ込んだのは個人的には最高に楽しめましたが、やっぱりそれってキャリーじゃなくて良くね?と思います。

あと先生が生きていた展開は、先生いい人なのですごく嬉しいけど蛇足だと思います。だったらキャリーがアレが落ちてくる寸前で罠に気づき、超能力でアレを上空へ打ち返し、いじめっ子どもを舞台上で辱め、彼ともラブラブになって、奥様は魔女として幸せに暮らすのでした…めでたしめでたし。ってなくらいの改変してほしかった。だってキャリーはかわいいんだもん。あんないい娘なんだから幸せになってほしいと思います。

おわり



1976年版。シシー・スペイセクちゃんもかわいい。


絶対面白いから是非見て下さい!


ヒット・ガール姿のクロエちゃんになぶられたい。


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